退去の前に、借りている部屋の水回りを
賃貸の部屋を出るときは、掃除を頼む前に、契約と市の案内をひととおり見ておくと迷いません。写真はイメージです。

原状回復ガイドラインとクリーニング特約
原状回復とは、借りた人の不注意や、ふつうの使い方を超えた使い方で傷んだ部分を直すことです。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」は、入居した日の状態まで戻すことを求めてはいないとはっきり書いていて、年月による劣化やふつうに暮らしてできた傷みを直す費用は、家賃の中で払っている扱いです。同じガイドラインの分担表では、借主がふだん掃除をしていれば、専門業者に頼む部屋全体の清掃費は貸主の負担に分類されています。一方で、お風呂・トイレ・洗面台の水垢やカビ、コンロまわりや換気扇の油汚れとすすは、手入れを怠った結果であれば借主の負担になります。契約書に特約(標準とは違う負担を借主に求める取り決め)がある場合、ガイドラインは有効と認められる条件を3つ挙げ、負担する費用の単価を示しておくことも大切だとしています。
東大阪市が注意を呼びかける退去時の修繕費
東大阪市は「くらしの緊急情報」で、退去時の「修繕費」をめぐるトラブルを取り上げています。そこで勧めているのは、契約書と重要事項説明書を読んでおくこと、退去のときに貸主と部屋の状態を確かめ合うこと、入居時と退去時に写真を撮っておくことです。市の消費生活センターのページには、ハウスクリーニングなどの原状回復費用で敷金より高い金額を請求された相談が載っています。大阪府も独自のガイドラインで原状回復の考え方を伝えていて、問い合わせ先は府の居住企画課(06-6210-9707)です。契約そのものの相談先はトップページにまとめています。
借家が約36%の東大阪市
令和5年の住宅・土地統計調査では、市内の住宅のうち借家が84,800戸、全体の約36%を占めています。JAOのメニューは場所ごとに分かれているので、管理会社と話したうえで、借主の負担になりそうな場所だけを選んで頼めます。
入居の前に、新しい家の水回りを
荷物を運び込む前の空いた部屋
掃除の場所に置かれた物は、お客さまの側で事前に移していただくのがJAOの決まりです。荷物が入る前の浴室や洗面所は棚もカウンターも空なので、その手間がかかりません。JAOの浴室のメニューには天井や壁のカビと浴槽のエプロン(前面のカバー)の内側、洗面所のメニューにはボウルのざらつきと鏡の水垢が入っていて、空の部屋ならすぐに取りかかれます。
作業日は電気・水道の開始後に
作業で使う水と電気は、そのお宅のものをお借りします。新居で電気と水道が使えない日は作業ができないので、使用開始の日を決めてから作業日を選んでください。掃除の前後にご在室いただくお願いは、トップページで説明しています。
中古住宅を買ったとき
前の持ち主が使っていたキッチンや浴室は、設備が何年前のものかわからないことがあります。設備は10年を過ぎると保障の対象外になる場合があるため(詳しくはトップページ)、売買の書類に築年数や設備の交換時期が書かれていれば、その内容をお知らせください。
引越しのごみは東大阪市の持ち込み制度で
焼却工場への予約持ち込み
引越しでまとまって出たごみは、東大阪都市清掃施設組合の焼却工場へ自分で運び込めます。予約は専用ダイヤル(072-975-5341)で、持ち込む日の2週間前から2日前までの平日9〜16時に受け付けています。料金は10kgにつき90円、持ち込めるのは平日の12時45分〜15時30分で、最大積載量3トン以下の車に2人以上で乗って行く決まりです。市は、3月ごろの引越しシーズンは大変混み合うと案内しています。
エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機
この4品目は家電リサイクル法の対象で、市のごみ収集には出せません。買い替えるときは新しく買う店に、処分だけなら買った店に引き取りを頼みます。買った店がわからない場合は、郵便局でリサイクル券を買い、日本通運の大阪鶴見か八尾の指定引取場所へ運ぶか、市の許可業者に運搬を頼む方法があります。
引越し日から数えた予約の目安
国土交通省は、引越しの依頼が3月から4月に集中するとして、時期をずらすよう呼びかけています。同じ発表には、3月の最終週を避けて予約が取りやすくなったという利用者の声も載っています。東急リバブルの記事も、引っ越しシーズンはハウスクリーニングの予約が取りにくい時期の一つに挙げています。退去する部屋は管理会社の立ち会い日より前、入る家は荷物の搬入日より前に掃除を入れ、そこから数えて早めに連絡をください。JAOは作業日の3日以上前の予約をお願いしています(トップページのよくある質問)。いくつかの場所を同じ日に頼むときの金額は、水回りを組み合わせた合計にまとめています。
