レンジフードの中にある部品
JAOの料金表がレンジフードについて示しているのは、レンジフードのみ税込14,000円という金額です。どの部品まで外して洗うかは、フードの形を伺って見積もりで確かめます。外れない部品や故障箇所があると、作業できる範囲が限られることがあります(詳しくはトップページ)。そのうえで、フードを下からのぞくと見える部品を順に挙げます。

整流板
写真はイメージです。フードの真下をふさぐように付いている平らな板が整流板です。LIXILの説明では、吸い込み口をわざと狭くして、油や煙を吸う力を強めるための部品です。富士工業の取扱説明書は、整流板の手入れの目安を1か月に1回ほどとし、必ずフードから取り外してから手入れするよう書いています。付けたまま拭くと、落ちてけがをしたり、部品が傷んだりするおそれがあるためです。
フィルター(ない型もある)
整流板の奥や、フードの下に網目の板が見えれば、それが油をこし取るフィルターです。一方で、フィルターを持たない型もあります。富士工業のフィルターレスの機種は、ファンの遠心力で油と水蒸気を分け、オイルパックという受け皿に油を集めます。下からのぞいても網が見えないなら、この型かもしれません。
シロッコファンとプロペラファン
ファンは大きく2種類です。シロッコファンは筒の周りに細かい羽根が並んだ形で、ダクトを通して外へ排気します。プロペラファンは扇風機の羽根に似た形で、壁に直接取り付けて屋外へ出します(LIXILの説明による)。
レンジフードだけを頼む料金と比較サイトの幅
レンジフード単体
14,000円(税込)
ミツモアという比較サイトが東大阪市の直近2年間の見積もりから出した換気扇クリーニングの相場は、レンジフード型で11,250〜12,000円、プロペラ型で10,000〜11,000円です(2026年10月24日更新の、民間の比較サイトによる目安)。本文の相場には税込か税抜かの表記がなく、同じページの料金シミュレーターの欄にだけ「相場料金(税込)」という見出しが付いています。くらしのマーケットの大阪府ページでは、レンジフードが1か所9,900〜15,000円、プロペラが7,500〜12,000円で、こちらも税の表記はありません。
作業時間について、ミツモアのページには「一般的に1時間30分〜2時間程度」という業者の回答が載っています。作業にかかる時間について、JAOとしての公表値はありません。コンロや流しまでまとめて頼むなら、レンジフード込みのキッチン全体のメニューと比べてみてください。
油のたまったフードと火災
東大阪市消防局のまとめでは、2026年8月末までに市内で起きた火災は97件(速報値)で、原因別の1位はこんろの13件でした。レンジフードは、そのコンロの真上で調理の油煙を吸い込んでいます。
鍋の油に火がついたら換気扇を止める
富士工業も三菱電機も、取扱説明書で同じことを書いています。調理中に鍋やフライパンの油に火がついたら、レンジフードの運転を止めること。回したままだと、火の勢いがかえって強くなるからです。三菱電機は、ふたをするなどして火を消すのと同時に止めるよう案内しています。
コンロとフードのあいだは80cm以上
富士工業の取扱説明書によれば、火災予防条例では、グリスフィルターの下の端から調理機器の真上まで80cm以上離す決まりがあります。取り付けの高さは工事のときに決まるもので、ふだん意識することはあまりありません。
フィルターに市販のカバーを重ねるときは確認を
油よけに市販のフィルターを重ねているお宅もあります。三菱電機のフラット形の取扱説明書は、フィルターの間や表面に市販の繊維フィルターなどを付けないよう書いていて、火災予防条例で使い方が制限される場合があることと、風量が落ちることを理由に挙げています。付けてよいかは、機種ごとの取扱説明書で確かめてください。
業者を呼ぶ間隔の目安
メーカーが示しているのは、ご家庭での手入れの間隔です。プロに頼む時期は、その手入れが追いつかなくなったところを目安にすると決めやすくなります。

フィルターは月に1回
富士工業はフィルターを特に汚れやすい部品として、1か月に1度ほどの掃除を勧めています。三菱電機のフラット形も1か月に1度以上です。富士工業は、目詰まりを放っておくと本体からの油漏れや換気不良、異音や振動のもとになると書いています。洗うときは台所用の中性洗剤を使い、60℃以上の熱湯は樹脂の部品を変形させるおそれがあるので避けてください。
ファンと内側は半年に1回以上
三菱電機は、羽根まで外す念入りな手入れを、調理の頻度に応じて6か月に1度以上としています。富士工業は、長く使って汚れがひどくなったときにファンも手入れする、という書き方です。油が付いたまま長く使うと、酸化した油で塗装面が変質し、塗装がはがれる原因になるとも注意しています。塗装がすでに傷んでいる場合の扱いは、トップページの注意点をご覧ください。
自分では外せない所が気になったら
富士工業は、ファンの手入れを始める前に、コンセントから電源プラグを抜くこと(または分電盤でブレーカーを落とすこと)、部品を落とさないよう両手で支えることを注意事項にしています。フィルターの掃除は続けていても、ファンやフードの内側は何年も開けていない。そんな状態のときが、業者に任せる区切りになります。
